| 芋名月の日は盗み食いOK? |
| この芋名月の夜は昔は多くの地方で、人の畑に植わっている芋を勝手に取って食ってもいいという風習がありました。ただし幾らでも取っていいという訳ではなく、道から片足踏み込んだ所までとする、というお約束でした。これは「片足御免」という風習です。昔の日本というのは、このように特定の日にみんなで悪いことをすることを認めて、それによって各種のストレスを解放するという社会的な仕組みができていました。似たような風習はヨーロッパでも数十年前までは見られ、集団で牛を盗んでみたり馬車を木の上にあげてしまったり動物を袋叩きにしたり道行く人に泥を投げつけたり、などといったことをカーニバルの時などにやる風習がありました。現代はそういったストレス発散の機会が無いのが若者。 さて、お月見に欠かせない団子ですが、いつ頃から月見団子が作られていたのかはよく分かりません。喜田川守貞の「守 貞謾稿」に月見団子の挿し絵が描かれていますので江戸時代には既にあったようです。しかし平安時代頃の観月宴では池や川などに舟を浮かべて詩を読んだり管弦をしたり歌を歌ったりといったことだったようです。江戸時代にはこの団子の形は江戸では丸型、京都では芋型だったそうです。 |